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派遣会社登録を勧められる
ゼネコン大手会社大阪支店勤務河野高夫(45歳)
■ 社内組合に入っていなから管理職ユニオンへ加入
二月二一日金曜日、午後四時少し前でしたでしょうか、私が初めて管理職ユニオン・関西のドアをノックしたのは。その時、事務所には組合員の方が一人でした。何の連絡もせず、突然訪れた私を快く迎えてくださいました。
まったくの初対面にかかわらず私は、どこまで話していいのか戸惑いながらも一気に話していました。運良く、その最中に仲村書記長も事務所に戻ってこられて話を聞いてもらいました。昨年秋に上司に呼び出され「河野君は今、ポストにふさわしい仕事をしていない。能力が出せるところが他にあるだろう」と始まった退職勧奨の経過を一部始終をお話することができました。
週が明けて二五日、正式に管理職ユニオン・関西に入会しました。社内組合に入っていながら、社外組合に入ることにより、今後社内で起こってくる予想のつかない問題に対する不安が、決心を遅らせたのです。
二七日、勤務先である大阪支店のデスクに東京本社人事部から直接電話で一二月一日出頭命令。つい先日、上司が言っていた「人事部に回ってほしい。提携先の人材派遣会社が新しい仕事を探してくれるだろう」の本社からの呼び出しです。(人員削減の対象になったのです。それも関連会社への出向ではなく、人材派遣会社への登録を勧めるものでした)
これより二一月四日にかけて、私も、会社、社内組合も目まぐるしく動きました。その契機になったのが、管理職ユニオン・関西からの団交申入書でした。このような会社に「団交申し入れ」の一石を投じたのは、どうやら社史上かってなかったようです。
会社にとっては、前例のない社外組合からの団交申入書であり、同時にそれはユニオンショップ制をとっている社内組合にとっても前例がなく、また組合員が他の組合に加入すること自体過去になかったのです。
四日、会社は社内組合の役員を通して、白紙撤回を伝えてきました。同時に、今後切私の事については、社内の組合で全面的に取り組むというものです。ふり返れば社内組合は私がすがるような気持ちで相談をしにいった時、「リストラ計画は、組合員の総意として会社と合意した。個々の組合員の問題は取りあげない。上司や人事部と話し合うのが基本だ」と言ったのに、今度は「何とかしてやった。管理職ユニオンを脱退せよ。しなければ規約改正して除名するぞ」というのです(もちろん、当管理職ユニオンを脱会するつもりはありません)
仲村書記長をはじめ、事務所で相談に乗っていただいた方々のおかげで、大きな山を一つ越える事ができたように思います。
■管理職ユニオン・関西の仲間と
それから今日まで、会社から目立った動きはありませんが、会社との新たな緊張関係は始まっています。社外出向者の退職・期間延長が回覧されてきますが、そのような社員の本当の声は、支店にいる私の耳には入ってきません。
私は、依然荒れ狂うブリザード(会社)の中でビバーク(避難=孤立)しています。こちらにビバ-グを求めて来る仲間がいれば迎える用意はありますが、今ビバ-グの雪洞から外のブリザードに飛び出して、同じようにしている仲間を探したいという気持ちはありません。東証一部上場の一般に大手といわれる相手はうその社内組合も含めてやはり私にとっては巨大で
す。会社からこちらに対して動きがない以上、こちらから喧嘩を売るのは得策ではないとの以前の仲村書記長のアドバイスもあって。ただ、ビバーク中とはいっても、一人ではありません(当管理職ユニオン・関西に仲間がいるからです)。暖房も食料もあり、体力もOK、有事に備えただ今充電中といったところでしょうか。
当ユニオンのガイドブックにある『脱会社人間』『管理職ユニオン・関西結成宣言』を開くと、今なお入会当時の熱い様々な気持ちが、鮮明によみがえります。これからも忘れることなく大切に持ち続ける決意です。妻や子供たちのためにも。
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私たちは、あらゆる不公正・いわれ無き格差と戦います。
