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退職勧奨対応マニュアル
■退職勧奨とは
退職勧奨はあくまで会社の人事責任者や上司から「辞めてほしい」「辞めてもらいたい」というお願いである。「首だ」「首にするぞ」「辞めろ」「辞表を書け」という脅し的な場合もあるし「君はこの会社にはふさわしくないので、次の仕事を探してほしい」「君は戦力外とされたので、いさざよく自分から辞めてくれないか」「君の能力は、う.ちの会社では力が発揮できない、転職した方がいいよ」「君には期待してないよ。このまま勤めていても、給料も大幅に下がるだけだよ」「今度の人事異動で、君の席はなくなるよ」と、ソフトタッチの場合と、違いはあっても会社としての最終決定ではないのである。
■自分の意志をはっきり伝える
退職勧奨をされた場合、まず必要なことは、あなた自身の意志表示をしっかりとすることです。簡単に言えば「拒否」の姿勢を自分自身の言葉で、勧奨をしてきた人物に伝えればいいのです。「辞める気はありません」「私には生活があるから、この会社を辞める気はありません」
「この会社で定年までがんばるつもりです」というような具合です。
何故「拒否」の姿勢が必要かというと、会社からのお願いに応じたら、あなたと会社の雇用関係は解除になることをあなた自身が認めたことになるからです。会社人間のあなたが、「会社は悪いことはしない」「絶対、私を解雇などしない」とあれこれ考えてみても情け容赦などしないのです。辞めさせるのにできるだけ経費を使いたくないのです。
その意味からも、あなたが辞めることを了解し「辞表」を出してもらい、自己都合退職にして貰えれば一番好都合なのです。あなたの上司や人事担当者にとっては、それで取締役会の方針のリストラ、首切り方針の一番よい方向で、目標達成に一歩前進するのです。経営者にとっては「一丁上がり」なのです。もう一度言います。「辞めてくれ」「辞めてくれないか」という会社からの話は、会社からあなたへのお願いです。たとえ上司や人事担当者から「首だ」といわれても、冷静に対応できる余裕があれば「会社としての決定ですか」と確かめてみれば、案外その場の脅しである場合が多いのです。「辞める気はない」とすぐに意志表示をしなければ、次々と攻撃がかけられます。
黙っていたり、考えさせてもらうと答えたりすると、しつこく辞表を書くように迫られたり、書かざるを得ないように追い込まれていきます。
何らかの「拒否」の意志表示をしておけば、会社はあなたに対して退職勧奨を止めるか、それともどうしても辞めさせたければ、次の対応を考えなければならないのです。
■条件交渉にも「拒否」が必要
万一、あなたが「こんな会社辞めたる」と本心では思っていても、カツコ良く「辞めたる」とふる舞うのは、結果的には会社の思うつぼであり、大敗北につながります。何故なら雇用契約解除を自ら認め、「辞めて欲しい」とお願いする会社との「辞めたる」ための条件交渉も放棄したことになります。条件交渉を一人でやるにしても、組合に加入をして退職勧奨を撤回させる交渉を行うにも、あなたの「拒否」の意志表示が必要なのです。私は、こんな時代ですから少々居ずらくても、辞めずに職場に居残ることを勧めます。これまで管理職ユニオン・関西に相談にこられ「辞めたい」「辞めてもいい」と言っていた人が、居残って働くこつ・楽しく過ごすこつをつかんだ人も多数います。退職して、一時的に退職金などを得てもすぐになくなります。転職は家族、友人・知人、同業者から、これまでの実績を評価してくれて、これまでと同条件かそれ以上である場合はともかく、圧倒的多数は現在の所得の二分に二三分の一と大幅減を覚悟しなければなりません。
もちろん、居残るにしても不安は残りますが、組合に加入することによって、今までの会社人間の発想・物の考え方を変えるところからはじめてみてはいかがですか。それは一人では大したことはできなかったことを、あなたは体験する事になります。組合に加入し団体交渉を行い、自分のトラブル解決に他の組合員が協力してくれることを体験することによって、変化が生じます。楽しく過ごすこつを体得し困った仲間の相談、リストラでいじめられている人達の相談・交渉に出かけて見れば、さらにすぼらしいことが味わえます。
一人では何もできないことを自覚し、みずからが闘う意志を表明することによって労働組合を活用することが実感できます。
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私たちは、あらゆる不公正・いわれ無き格差と戦います。
