人々の闘い
同僚との関係を理由に退職勧奨

幼児教育会社勤務吉永善則(32歳)
 
■信じられない解雇理由
「君を嫌っている人がいるから、辞めてくれ」こんな、同僚の話をそのまま受け取り解雇を実行してしまう経営者。嘘のような話ですが、これは本当の話です。以下は、このような経営者のやり方に納得できず、管理職ユニオン・関西に加入し、その後の話です。
事の始まりは、昨年の二月の事でした。突然、社長より「君を嫌いだという人がいる。君か相手かどちらか辞めさせなければならない。とりあえず、君が辞めてくれ」という意味不明な発言から一方的に解雇となりました。いくら話をしようにも、常識が全く通じず、「君をかばうと、今度は僕(社長)がみんなから嫌われるから」と、およそ現実では考えられない発言を
繰り返すばかりで、進展はありませんでした。その後、新聞の記事で、管理職ユニオン・関西の事を知り、すぐに加入し団体交渉を申し入れしました。しかし、上記のような常識のない社長は、団体交渉すら知らず、文書ではっきりと〝団体交渉拒否通知書〃を頂き、地方労働委員会(地労委)へと場を移したのです。
最初は、社長は出席せず、公認会計士という立派な会社の代表を出席させてきました。しかし地労委のあっせんもあり、その後地労委と団体交渉を平行して行っているうちに、社長は会社の顧問弁護士に依頼するようになり、交渉も、公認会計士から社長と顧問弁護士との話し合いに移行してきました。
 
■解雇撤回を撤回
顧問弁護士の出席により、やっとまともな交渉も始まりへ昨年の九月には、解雇撤回の話が地労委でされ、その後の職場復帰の話し合いとなるはずでした。ところが、社長は、地労委での解雇撤回の話を撤回すると言い始めたのです。なんと、社長は「地労委での解雇撤回は顧問弁護士が勝手に言った事で僕は知らない」とまたまた責任逃れの発言であきれてものが言えませんでした。その後、気に入らない発言をした顧問弁護士を解任し社長一人で組合との交渉が始まり、何度か交渉の上、二月より職場復帰の話がとりあえずまとまり、調印をしました。しかし、調印の内容では、二月一日から職場復帰のはずでしたが、またもや、社長から「二月一日からの職場復帰ができない。調印での内容の給与は保証するが、自宅待機をせよ」との発言があり、自宅待機となってしまいました。
社長の都合で、自宅待機させておきながら、 給料泥棒呼ばわりされ、その挙げ句、三月から給料が止められ、四月八目にめでたく二回目の解雇を頂く事になりました(就業規則も労働基準局に届けていないのに、就業規則第〇条により解雇します。と堂々と通知してきました)。その間に、労働基準局、簡易裁判所の支払い督促等にも相談しているうちに、三月の給与を払いたくないために、二月で解雇をしたとでっち上げの解雇通知作成(団交は三月末まで行われており、その時点でも解雇の話は出ていない)した事や、労働基準局の呼び出しでの嘘の発言の数々等、最後の悪あがきのし放題でした。
 
■常識の通じない社長
この二回目の解雇では、一回目に比べ、やや慎重に考えた様ですが、相談したい顧問弁護士も解任したため、相談相手も見つからなかったようで、結局最初の公認会計士にまた相談する事になったようです。そのため、わからない者同士の行動のため、またもや常識では判断つかない行動に出てきたようです。労基署の呼び出しの場面でも、社長は「解雇通知は、会計士に任せているので僕(社長)は知らない」等、あくまでも責任を他に押しっけて、逃げようとする始末です。
しかし、やはり法的な部分の言い逃れはできず、三月分の未払い賃金等支払われました。意味不明の解雇通告 団交拒否 地労委 解雇撤回 解雇撤回の撤回 職場復帰の調印書 調印書の内容不履行 自宅待機 給与未払い 調印書の白紙撤回 解雇通知でっち上げ 二回目の解雇という経緯をたどりました。
まだまだ,解決まで先は長いかも知れませんが,おかしい事は絶対に糺したいと思います。それから,世の中には,この様な社長・会社がある事もみなさんに知って頂ければと思います。

 
私たちは、あらゆる不公正・いわれ無き格差と戦います。