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減俸30%をはね返す
アパレル会社勤務奥田由起子(51歳)
■明確な理由のない大幅減俸
四月二日、九九年度の報酬辞令を所属の課長から受け取った時、我が目を疑う思いでした。前年度の三〇%減の年俸額に情然としました。すぐには言葉も出ず、しばらくののち「かなり減額の大きい年俸額なのですが、その理由はなんでしょうか」と課長に尋ねると、「私にはわからない」との事。所属の常務と四月五日に話ができるよう連絡を取りました。三日の休日には本屋で労基法の本をあさりました。そこで三〇%もの減俸は違法である事を確認し、同じ書棚に東京管理職ユニオンの方が書かれた本をみつけました。管理職ユニオンの事は、以前テレビで見て知っていました。その本の中に、〝取り敢えず同意できない意の文章を提出しておく事〃とあり、五目の常務との話し合いで決裂した時提出すべく用意しました。
常務との話し合いでは、私が同じ課の人達ととけ込めていない、協調性がないというものでした。その結果が三〇%の減俸というのは納得がいかず、用意した文章を常務に提出しました。そして翌日休みを取り、東京の管理職ユニオンに電話をしたところ、管理職ユニオン・関西を紹介していただきました。
四月二七日に前年並みの年俸を得るべく第一回目の団交が行われ、会社側は、「私がまわりの人間となじまない。上司の評判が悪い」と主張し、それに終始するばかりでした。上司の評判が悪いという事の具体的な内容を説明してほしいとの要求と、併せて上司の窓意的な評価ならば絶対認めないと、組合としての主張をしていただきました。その日の団交は、次回直属の上司を呼んで説明するとの事で終わりました。
■減俸辞令の取り下げ
五月一〇日、二回目の団交。直属の上司の説明があったのですが、以外な内容に内心びっくりしてしまいました。というのも、「この間題が起きてから、社内でのあなたの態度が変わってきた。今は問題ない」というものでした。会社側にとっては不満な内容だけに、どう展開していくのか、非常に興味深いものとなりました。組合との団交になり、会社側は守りの姿勢に
入ってしまい、減俸の説明はなんら納得のいくものがないまま会社が検討する事になり終わりました。二日後、会社側が妥協し減俸辞令を取り下げたとの内容の電話を交渉委員のリーダーからいただき、翌日総務より前年度と同額の報酬辞令を受け取りました。今では平穏無事に仕事に励んでいます。ユニオンの組合員としてこれからもやっていきます。
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私たちは、あらゆる不公正・いわれ無き格差と戦います。
